突然ですがこの体験コラムを読んでいる方に質問です。
Q:自分の親が借金をしていると思いますか?
ほとんどの方は「わからない」「たぶんしてない」と答えるでしょう。
もちろん私も借金なんてしていないと当然のごとく思っていました。
私から伝えたいことはただ1つです。
肉親でも完全に信じることはするな! です。
この記事を読んで反面教師としてください。
親の借金が発覚…
私の父親は上場企業に勤め身なりもしっかりしており、社交の場で回りに気を使える紳士と評判で、自分の親ながらしっかりした人なんだだろうなと思ってしました。
その父は50代で中古の一軒家をローンで購入。年齢的な事もあり銀行に言われたのでしょう。退職金でローソン残高は支払るからと言い、私を連帯債務者に、弟を連帯保証人に立て銀行契約。
しかしながらこの時にはもうキャッシングローソを各所で行っており家計は火の車だったのです。私たち兄弟も20代で社会人経験も浅く、このような状態になっているとは思っていませんでした。
それから10年。父から相談した事があると言われク借金が800万あると突如告白されました。
これから色々お金がかかるのに大打撃…
自分の父親を罵りました。私も結婚し、子供はちょうど幼稚園、下の子は1歳。
これから養育費などお金がかかりただでさえ余裕がない状態でこの出来事。
私は頭が真っ白になりました。
急いでできることを対応
連帯債務者になっている中古自宅の債務は、私と弟にも返済義務が発生します。
クレジットカードだけでなく退職金も他の借金返済に充て既にありませんでした。自己破産させ、私たち兄弟も弁護士さんに相談するも、やはり住宅債務だけは処理できず、今もなお20年以上苦しみながら支払いを続けています。
まさかの追い討ち
そんな最中、住宅ローソン返済が滞っているので80歳になる父を問い詰めた所、またカード借金をしている事が判明。精神的なダメージは測りしれないものでした。
弟と相談し、両親の年金振込振込先の口座を回収し、家賃も3万代のボロアパートに引っ越しさせ、毎月必要なお金を毎月渡すようにしました。まだまだ返済があり嫌気が差す毎日が続いています。
最後に
私がいけなかった点は、まず連帯債務者になってしまったことです。
連帯債務者になる前にまず借金がないかを確認してください。
CIC(指定信用情報機関)で借金があるかどうかを見ることができるので情報の開示を親にお願いし、見せてもらうのが確実です。
自分の人生なので私みたいに親に人生を狂わされないように連帯債務者、保証人になる場合は少し注意した方がいいと思います。